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奈良先生に聞くキャラクターデザインコースの現状と今後

今回は日本工学院専門学校でキャラクターデザインコースで学年主任をされている奈良篤男先生にお話を伺った。

今後キャラクターデザインコースに入りたい先徒に向けて生徒への想いやキャラクターデザインコースとは何なのかなどを聞いてみた。

      奈良先生の教師としての想い

Q 、絵を描き始めたのはいつ頃でしょうか?

A 、僕がちゃんとしたキャラクターのイラストとかを意識して描き始めたのは高校三年生のときですね。描き始めたのも勉強をするのが嫌でどちらかというと好きなことをやろうという事で日本工学院を目指して絵を描き始めたのがきっかけですね。

Q 、教育者としてどのようなことを考えて教えていますか?

A みんながどんな知識をつけていくかを考えると学校を出て業界でしっかり働けるような知識もそうですし、業界に出て使えるところを主に学んで貰うことを念頭に意識して教えています。

Q、 教師としてやりがいを感じたことはありますか?

A、 実際に僕自身がマンガ・アニメーション科四年制(LA)の二年生を見ることが多くて教員になって全ての学年を見るようになり、昔見た二年生だった頃より画力がみんなアップしているとかそういったところでみんなのスキルに繋がって僕が教えた事を踏襲してちゃんとスキルアップしてくれた瞬間がやっぱりやりがいを感じますね。

Q 、LAの二年生の時と四年生の時とでは教え方の違いはありますか?

A、 LAの二年生の状態だと画力が伴っていないので画力を上げるために人体だったり塗り方に集中して話しています。四年生になっていくと就職活動をする時期になっていくので就職できるように商品レベルで使えるような作品のクオリティーを作っていこう!というところに差がありますね。

Q、 教師になられて悩みがあると思いますがどういったことがありますか?

A 、実際に課題を作っている時が毎回悩んでいますね..

業界のことを僕たちも研究してホットな内容を組み込みたいですし、コロナで在宅が増えていくなかでスケジュール管理など個人で出来ないといけないものも課題に組み込んで作ってくことを考えるのが時間が一番大変ですね。

Q、教えられる範囲で教えてほしいのですが、一番大変だった課題はなんですか?

A、今LAの二年生がやっている課題なんですけれどもIP物といわれる版権があってそのテイストに合わせたアプリゲームを参考にキャラクターを描いているんです。

 キャラクターをみんなに選んでもらって「しっかりと顔や等身のバランスを似せれるか?」というところを学生だとわからない部分があると思うので講師の先生や僕が細かくチェックする分チェックの時間がかかるのでそれが一番大変ですね。

      キャラクターデザインコースについて

Q 、次にキャラクターデザインコース(キャラデコース)について聞きたいんですが、どのような事を教えているのでしょうか?

A、 コースの名前がキャラクターデザインってなっているんですけれども、基本的には業界に出て役立つスキルっていう所を 上手く組み込む内容で各課題を用意しています。キャラクターの顔や人体のバランス・ 塗り方などアプリゲーム業界を目指している子が多いのでそれに必要なUIや背景といった部分をまとめてキャラクターだけでなくゲーム業界に付随したものを教えています。

Q、どんな人がキャラデコースに向いてますか?

A、2極端に分に分かれてると思ってます。一つはアーティスト気質が高い人達。自分でオリジナルでキャラクターを作ったり、自分の世界観を持っていて、それにどんどん世界観とかキャラクターを作り込んでいって自分でいろんな作品を発信できるようなタイプ。もう一つはテイストを合わせられる人達。テイストを合わせるって言うのは塗りもそうですし、線画も絵柄もそうなんですけども他人の絵柄に合わせて絵を描くことができる。それを自分の絵じゃなくても根気良くできる人。淡々と作業ができる人が向いてますね。この2パターンが向いてると思います。

Q、キャラデコースを選択される生徒に持っておいて欲しい意識は?

A、僕がキャラデコースに来て学んでいく学生に持ってもらいたいのは「楽しくものを作る」意識ですね。キャラクターは楽しく書ければいいんですけどそれ以外の部分。背景やUI、絵に関わる部分、ゲームに関わる部分全てトータルで楽しく学べる意識を持ってきてもらいたいです。

Q、キャラデコースの就職先は?

A、主にゲーム業界ですね。少し前まではアプリゲームの流行りもありアプリゲーム業界が多かったんですけども今はアプリゲーム業界も縮小傾向にあるのでコンシューマーとアプリゲーム2極端ですね。主に就職を目指していく学生さんがほとんどで中にはフリーランスで独立してやってく人もいますね。あとはアプリゲームとコンシューマーにはそれぞれ下請けと呼ばれるイラストだけを書いていくイラストの制作会社さんもあるのでそういった会社さんを目指していく感じですね。なので主にゲーム業界か制作会社かフリーランスの3パターンに分かれていきます。

Q、お勧めのソフトとその割合は?

A、今使われているツールはクリップスタジオとフォトショップですね。基本的に業界で主に使われてるのはフォトショップがメインです。ただクリップスタジオの方が安く済むのでクリップスタジオも増えてきてますね。絵を描くことに特化してるのがクリップスタジオなんでクリップスタジオが5割6割ちょっと多めに。ただ最終的な着色や仕上げ効果を入れたり、写真加工に強いフォトショップを覚えて貰った方が業界では役に立つのでクリップスタジオ6割フォトショップ4割でみんなに覚えて欲しいですね。あとはUIとか作るときはフォトショップの方が便利で簡単に作れたりするので業界では絶対死んでかないツールなんですよね。IPADとかでクリップスタジオを入れてる学生さんが多くいますけれどもフォトショップも覚えておいて貰いたいですね。

        キャラクターデザイン業界の今後について

Q、 業界的にコロナによって変化したことってありますか?

A、 コロナの関係上、在宅でできる方?どこの業界も在宅が増えて来ると思っているんですけど、絵描き・クリエイターとして社内に元々いた人達も自宅で出来るので、今後絵を描いていく人達は在宅での仕事がメインになっていくのかなと思っています。今後学校の授業内ではいきなりパソコンを用意することが出来ないので実習は学校に来てもらって、座学とかは極力オンラインだったりオンデマンドとかでの配信で学校自体は進めて行きます。1つ大きな変化があって業界的に「自宅で作業できるなら元々外注でよくない?」みたいな部分があるので、それを管理するアートディレクターが社内に必要なんですけど、絵だけってなると就職するのは難しいのでさっき言ったような進行管理ができるような知識。またはイラスト以外にもUI・背景など色んな他ジャンルに長けてないと段々難しくなってきてます。

Q、 多様性ですか?

A、 それこそアフターエフェクトとかはキャラデコースでも使えれば強いですね。Live 2Dとかでキャラクターが動くものが多くなって来るんで、やっぱりLive 2Dやアフターエフェクトもできたらいいなと思ってます。

Q、 やはり今Vtuberが流行っているからそういう案件の仕事ですか?

A 、そういうのもありますね。ポートフォリオを掲載してるサイトとかでもVtuberの立ち絵とか、案件を請け負いますという人も増えてるので。やっぱりVtuberの業界もこの先、急に廃れるということはないので動画の知識もそこで多少踏み込み、覚えていけば業界で長く生き残れるのかなと思います。

       今後キャラクターデザインコースでやってみたいこと

Q、 キャラデザ2年生、3年生、4年生から選択すると思うんですけど今出たLive2Dとかのソフトを将来的に授業に取り組めたらなという選択肢はありますか?

A、 一昨年かな、僕が講師だった頃はLAの2年生オンリーだったんですけど別の先生がLAの授業を担当しているときはLive2Dの授業が組み込まれていたいたんですよ。ただ、画力が追い付いてなくて入れる余裕がないので一旦、動画配信として授業ではなく講座という内容でアーカイブに残っているのでそれで皆に勉強してもらうっていう流れですね。一応、学校にもソフトは入っているのでいつでも使用はできます。しかし教えられる先生が限られてるのが現状です。

Q、 特別講義などでLive2Dやアフターエフェクトの作業を仮に行うとしてキャラデの先生としてどう思われますか?

A、 特別講義でやってもらうのは実際にLive2Dで仕事をしているような人達がリアルで生の声を聞けるというのはありがたいと思うんですけど、授業時間数で特別授業って1回とか多くても 2回とかになって来るんで収まりきらないんですよね。なので難しいんですけど将来的に、コンパクトにまとめられるならありがたいですね。学生がLive2Dを触っている前提であれば成り立つのかなと思います。

Q、 Live2Dの講義が見れる映像があるあると言っていたのですが、キャラデコースしか見れませんか?

A、 申請さえしてもらえれば誰でも見れます。基本はGoogleドライブなどにアップロードをしてクラスルーム経由で見てもらう。学校側に入れるというよりは、クラスルームの中からその中に入ってる人たちだけ見れるというシステムを組みたいですね。

        キャラクターデザインコースを目指す人に向けて一言

Q、 ありがとうございます。最後になってしまうのですが今、受験生や1年生のコース選択の学生に向けてキャラデコースがこういうコースっていうことは話してもらったのですが、その人達に向けて何か一言というかPRみたいなのをもらえると嬉しいです 。

A、 キャラデコースは描くことがメインになって来るので、根気強く椅子に座って描ける強いメンタルを持った方々を僕はお待ちしております。あとは、キャラクター以外で物作りが好きって言う人達を待っていますので、腰痛になる覚悟と物作りが好きっていう覚悟を持って来てくれればいいと思います。 

以上で質問は終わりとなります。ありがとうございました。

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BizLA(ビズラ)

日本工学院専門学校マンガ・アニメーション科ビジネスコースのことです。 現在のチームは「Planners LA」です、

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