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シリーズ大ファンが教えるアニメ『NieR:Automata Ver1.1a』の注目ポイント

スクウェアエニックスより全世界で700万本以上販売している大人気アクションRPG『NieR :Automata』はゲーム以外にも、小説, 舞台, 漫画と様々な媒体で展開されていったが、2022年に発売から5周年を迎え更なる熱狂を見せている。そして2023年の冬、待望のアニメ化となった。

西暦5012年、人類はエイリアンの侵略により月へと逃れた。地球を奪還するため、人類はアンドロイドの兵士を製造。エイリアンが製造した機械生命体との地球を巡る代理戦争が繰り広げていった。そして時は流れ、現在11945年。アンドロイドと機械生命体の争いは未だに終わりを見せる事はなかった。アンドロイド兵士であるヨルハ部隊の2Bと9Sは戦いの中で、世界の真実と意味を知っていく事となる。

今回は全関連シリーズをプレイし、リアルイベントにも参加する程のシリーズ大ファンの私が、アニメ第1話目を見た注目点を述べたいと思う。

まず、ゲーム未プレイの人が気になっているのはシリーズ初見でも楽しめるのかと言う点だろう。それは安心して欲しい。第1話の時点では、非常にゲームを忠実に再現しているので、NieRシリーズの初見者でも何の問題もなく楽しめるものとなっていた。
実際に操作していなくても手に汗握るストーリーとアクションが楽しめることだろう。是非全ての物語を知った後、この1話目を見返してみて欲しい。個人的には9Sと初めて出会うシーン、9Sが初めて2Bに敬称を付けずに呼ぶシーンに特に注目してもらいたい。きっと今回感じたものとは別の感情も得られる事だろう。

次に、オープニング映像ではなんと新宿の都庁が大々的に映し出される。これはNieRシリーズへと物語の繋がる前作品のゲーム、『ドラッグオンドラグーン』シリーズをプレイした人ならあっとなる演出だろう。
また、このオープニングで気になった点は、歌詞が入っていると言うところだ。これだけだと、ごく当たり前のように聞こえるだろうが、NieRシリーズは私達の暮らしている世界から何千年も後の世界。よって世界で使用されている言語も変化しており、ゲーム内で出てくる歌は造語で歌われているのだ。あえて今回のアニメで歌詞をつけた事に何か意味があるのか、非常に気になるところだと言える。

最後のおまけ要素にも注目したい。NieRシリーズはマルチエンディングゲームであり、アニメのおまけではそのラストを人形劇で楽しく紹介していくと言うもの。マルチエンディングと言っても小さなうっかりミスで死亡してしまい、短いテロップと超ハイスピードのエンディングで強制終了するというゲーム内でもクスッと笑えるプラスaのものだ。ゲームでは、このエンディングを見た後にはセーブデータに見たマークが追加され、普通にそれまでの続きをプレイする事が出来る。あくまでもお遊び要素と言えるだろう。にも関わらず、長いゲームを短い時間でまとめなければならないアニメでこのお遊び要素に注目してくれたのはファンとしては非常に嬉しい試みだ。暗く重厚なストーリーが続く中で最後にクスッと明るい気持ちにさせてくれる事も期待したい。

いくつか注目している点を挙げさせてもらったが、NieRシリーズは他のゲームタイトルよりもより様々な媒体で色々な魅せ方をする事が得意な作品だと感じている。アニメはアニメで何か新たな事をしてくると明言しているので、是非実際のゲームもプレイしてみてアニメならではの魅せ方に注目してみて欲しいと思う。

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