1月26日、授業が終わるまで残り数日となった今日は、オリジナルアニメーション映画『サカサマのパテマ』を視聴した。
スタジオ六花の吉浦康裕 監督が原作 監督 脚本を務めたSF作品。第17回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞、スコットランド・ラブズ・アニメ 2013観客賞及び審査員賞を受賞。また、第7回アジア太平洋映画賞最優秀アニメーション映画賞にノミネートされている。
1時間40分の映画であり、地下世界に住む少女 「パテマ」がひょんなことから地上世界に迷い込んでしまい空に落ちそうな所を、物語の主人公 「エイジ」に助けてもらう。しかし、その少女はエイジから見て、地面が上で、空が下になっているサカサマな少女だったのだ。
物語はここから始まります。ざっくりまとめるとパテマが元の地下世界に戻るまでのお話だ。
もちろんこれ以外に、なぜ地下と地上で人間が分かれて住んでいるのか。パテマとエイジの淡い恋の行方などの描写も含まれており、作品全体の感想としては、すんなりと作品の世界へ入れることができ、面白かった。絶賛とまではいかないが、おすすめできる作品だ。
しかし、前半部分から中盤にかけて展開が少し早すぎると感じた部分もあり、ここはじっくり時間をかけてエイジの過去のエピソードや学校内のクラスメイトである、「カホ」について触れて欲しい部分は感じた。
※カホについては、ほぼ触れておらず、完全な影キャラとなっていたのが少し残念だ。観ている限りだとエイジに対して好意を持っているように感じたため非常にもったいない。
また、中盤や後半になるにつれ、かなりたくさん張られていた伏線が回収されていた。前半の展開を早めたのはこれを行うためだったのだろうか?そして最後には、パテマとエイジが手を握り”本当の地上”の草原で佇みながら、建物を2人で見る所で映画は終了する。
恋愛あり、友情あり、アクションあり。様々な要素も含んだ1時間40分はあっという間に終わった良い映画だった。また今回の監督である吉浦監督の次回のアニメ映画作品は2021年に公開されるのでそちらも楽しみだ。以上、ぱいん飴でした。