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劇場版の機動戦士Zガンダム第一部について

初めて機動戦士Zガンダムの劇場版を見た。ZガンダムのTVシリーズの総集編である。

内容としては、かなりコンパクトに納められていて、初見の人でも流し見出来る程度には、分かりやすかった。

特に、戦闘シーンなどはTVシリーズに合わさり、新しい作画を追加した事によって、宇宙世紀での戦闘がさらに美しくなっていた。

個人的にオススメする場所は、ニュータイプの確変の所だ。

『声が聞こえる…』や『視線を感じる…』など唐突に彼らが感じる第六感の様なものから始まる物語が、特に面白かった。

攻撃される方向が分かったり、閉じ込められている場所が分かったりと、かなり異次元バトルと化していて、ファンタジーよりだったと思う。

また、作画では、最近のアニメには感じられない爆破後の部品が散らばる細部、影の細かな形、重力を感じさせる動きが圧巻だった。

一部、声優の口パクが合ってなかったり、モブの動きがスムーズすぎたりと、至らぬ点があったりしたが、やはり、劇場版作品というだけあって、ストーリーで上手くまとめていた。

そもそもガンダムとは、ジオン公国との戦いを描いたロボットものだと思っていたが、この劇場版Zガンダムでは、全く違った権力争いを繰り広げていて、人間の醜さがしみじみと感じられた。

ただ、主人公の子供じみた人間性は、アムロから続いて受け継がれている様に思う。

意地悪をした相手に向かって、ガンダムMk_2に乗ったのをいい事に、バルカン砲を撃った場面が見られた。

しかし、ストーリーが進んで行くにつれて少しずつだが、大人になっていく様子が描かれていて良かった。

今作のアムロというと、相変わらずといった感じで、なかなか行動しようとしていなかった。

結論、この作品は、機動戦士ガンダムが分かれば面白い作品。

ただ、作画の質は合わせるべきだとは思った。

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