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1周年記念の注目ゲーム SCARLET NEXUS (スカーレットネクサス)

「その力、君を壊すか絆となるか。」印象的なフレーズで2021年6月24日に発売されたゲーム「SCARLET NEXUS(スカーレットネクサス)」

バンダイナムコエンターテイメントよりXbox Series X|S 、Xbox One ( SMART DELIVERY 対応 ) 、PlayStation5 、PlayStation4 、STEAM、Windows ( Xbox Play Anywhere 対応 )にて通常版(パッケージ版/DL版):8200円+税、DELUXE EDITION(DL専売):9600円+税で発売され、ボリューム満点のDLCのシーズンパスは1800円+税にて発売している。テレビアニメも放送された。発売から1周年になるが既に200万本以上の売り上げを記録している。

人の脳を喰らう怪異が大量発生した世界。誰もが生まれながらに持つ”脳力”。あらゆるものに連結されたそれは生活になくてはならないものとなり、脳科学が極度に発達していた。そんな世界”ニューヒムカ”で特に発達した”超脳力”の持ち主達は、唯一怪異を倒す事の出来る”怪異討伐隊(通称:怪伐軍)”として活躍していた。主人公達はそんな怪伐軍に入った新兵、ユイト・スメラギとカサネ・ランドール。英雄とされる怪伐軍で彼等はこの世界の真実を知っていく。

本作は超脳力を駆使して戦うW主人公のブレインパンク・アクションRPGだ。操作キャラクターは主人公固定だが、武器は勿論、仲間の超脳力を駆使して街にあるギミックを活用しながらのアクションは非常に面白い。それは操作性の魅力にある。敵にはコアが存在し、それを破壊すると特別なアクションと共に一撃で敵を撃破出来るのも嬉しい点。他にも仲間との親密度が上がれば戦闘中に受けるはずの攻撃から庇ってくれたり、戦闘不能になるはずのタイミングで助け起こしたりしてくれる。その瞬間は思わず「ありがとう!」と声に出したくなる事だろう。
注意すべきアクションは脳内空間(ブレインフィールド)だ。主人公がこの状態になれば、主人公の脳力を最大限に引き上げた状態かつ念力を無制限に使用する事が出来るが、脳に深刻なダメージを与え長時間の使用は不可能だ。また、W主人公についてだが、どちらの主人公を選んだかによって視点が全く異なるので飽きる事なく常にワクワクした状態で物語を楽しめるはずだ。

もう1つの魅力はキャラクターだと私は思っている。怪伐軍である彼等は肉体の加齢を遅らせる処置を行っている為、見た目と年齢が異なっている。だからこそ、実年齢など気にせずに仲間としてのコミュニティーを築いている。主人公の1人ユイトはニューヒムカ建国の父を祖先に持ち、父親は現政権トップ、兄は官僚と代々政治家のエリートな家系の生まれ。だが本人は硬い印象はなく心優しい少年で、怪伐軍には自ら親友のナギと共に志願して入隊した。裁縫や料理が得意でバッキィちゃんと言うマスコットキャラクターをこよなく愛している。

一方カサネ・ランドールは軍事企業を経営するランドール家の養女で、怪伐軍にはスカウトされ、訓練学校を首席で卒業したエリート。他人に関心が無く、常にクールで時には非情に見えるが家族の中で唯一優しくしてくれた同い年の義姉ナオミにはとても優しい表情を見せる。昔から何故か赤い糸の夢をよく見ている。

私の個人的な意見としてはユイト編から進めるのがお勧めだ。この主人公2人だけでもこんなにも魅力的だが、他のキャラクターも負けず劣らず魅力的で、それを実感出来るのがアジトという機能だ。最初はただのシンプルなアジトが、個性溢れるプレゼントをあげていくとどんどん仲間達の持ち物で溢れていく。主人公がプレゼントしたものを大切に扱ってくれる様子は必見だ。

最後に、この作品はストーリーとアクションの両方で「その力、君を壊すか絆となるか。」と言うフレーズを実感出来るゲームだ。ストーリーはムービーではなく独特なカットで進むシーンが多いがそれもまたこの作品の味の1つ。爽快感なアクションや絆を求める人には是非プレイしていただきたい。

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