Manga(マンガ)Anime(アニメ)GAme(ゲーム)大好き人間に届けるWEBマガジン「MAGA人マガジン」

新作公開前に「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」を見た感想と考察

鴨志田一さんの人気小説「青春ブタ野郎シリーズ」で、2018年10月よりTVアニメ「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」の放送が開始。独特なストーリーやキャラクターの心理描写が話題を呼び、2019年に続編である「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」が公開された。






注意:下記、ネタバレを含みます。













 今回この作品を見た感想は「ありがとう」「大好き」「がんばったね」という言葉がかなり刺さる。この3つの単語は本編全体を通して走り切った主人公・梓川咲太に対して、今作の問題兼ヒロインである牧之原翔子からの感謝なのではないかと感じた。また本編全体を通し咲太の心情や心理描写が作中における天気とリンクしており視聴している人が今どのような場面なのか、今の咲太の心理描写はどうなっているのかがわかりやすくなっており感情移入がしやすい演出が施されてる。

 さらに、主人公の恋人である桜島舞衣が咲太が事故に遭うのを回避するためにできるだけ遠くに行こうと提案するシーンでは泣きじゃくっている舞衣さんの涙混じりの叫び声が妙にリアリティがあり声優の瀬戸麻沙美さんの表現力が凄まじいかった。

 またこの作品の流れで、「咲太が犠牲になれば翔子さんが助かる」「舞衣さんが咲太の代わりに車に撥ねられたら翔子さんが助かる」と誰かが犠牲にならなければ翔子さんが助からないというなかなか絶望的なサイクルだ。ここでわりかしなんでもアリな「思春期症候群」という設定がいい味を出しており考えられている。

             (都合良すぎな設定じゃない?とか言っちゃダメだよ!!)

 

 今年の6月にシリーズ新作「青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない」の公開が決定している。これまで語られなかった咲太の妹・楓にフォーカスが当たるのでぜひ劇場に足を運んでみてください。

 

最新情報をチェックしよう!