この作品は、累計発行部数が100万部を超える鴨志田一さんの人気作品「青春ブタ野郎」シリーズです。2018年にテレビアニメが放送され、翌年に待望の続編がスクリーンで放映された作品です。涙ある思春期ファンタジーラブコメ作品。
神奈川県の藤沢市を舞台に描かれています。主人公“梓川咲太”は女優としても有名な１つ上の先輩“桜島麻衣”と出会い恋人同士からお話は始まります。
そして映画では、咲太の恩人でもあり、初恋相手でもある“牧之原翔子”と出会い2人の生活が一変します。なぜか「大人の」翔子と「中学生の」翔子の2人が存在しており、そこで「中学生の翔子」が重い病気をを患っていることを咲太は知り、咲太の身体にある傷が……。
知らなくても楽しめる作品ではあるが、ある程度知っておかないと何が何だかわからない作品でもあります。私自身、触り程度でしかこの作品を知らなかったため、映画の中でたびたび出てくる「思春期症候群」の意味がわからなく、見ていてもその言葉の意味が理解できませんでした。内容も一度で理解するのが難しかったので、この映画をみるときは、ある程度お話を理解した上で見ると泣けて、楽しく、のめり込んで観れるのかなと私は思いました。
私が難しかったと思う部分は、時系列です。中学生の翔子、大人の翔子の入れ替わり、立ち替わりの部分が見ていて分からなくなるところがありましたが、それも徐々に明かされていくという観点からあまり語らなかったことがこの映画のよさであると思います。
最後に、私は一回だけでは少し理解するのが難しかったかなと思う反面、もともと原作を知らなかったこともあって、理解できなかったのかなと思います。「なぜ？」「どうして？」がたくさんあったり、簡単なあらすじなしに始まってしまうところから、混乱を招いたのかと私なりに解釈しました。あらすじなどがある事で、作品の良さが崩れてしまうのでなくて正解なのも事実。ただお話自体はとても面白かったし、アニメを見てみようかなと思いました。
