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第2回 今後リメイクされるアニメを予想してみよう!

第2回 リメイクについて知ろう!『ゲゲゲの鬼太郎』『フルーツバスケット』編

 今回もリメイクされたアニメ作品を2つ紹介する。まずは『ゲゲゲの鬼太郎』だ。漫画『ゲゲゲの鬼太郎』という日本に妖怪のイメージを広く普及させた水木しげるの代表作が原作のアニメである。第6シリーズまで放映され、リメイクは第3シリーズ以降のものである。
 第3シリーズは当初アニメではなく、過去2回の好評を受けたことから実写連続ドラマとして企画が進行していた。しかし、テレビ局の反対によって連続ではなく、単発で実現した。実写連続ドラマの企画はアニメの企画へと変更され、1985年に放映された。
 第5と第6シリーズは前回紹介した『おそ松さん』と類似した経緯を持つ。第5シリーズはアニメ化40周年、第6シリーズはアニメ化50周年と水木しげる生誕100周年プロジェクトの一環としてアニメ化された。さらに来年の2023年秋には『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』の劇場公開が決定している。

 続いて、これまでの作品とは異なる経緯によってリメイクされた『フルーツバスケット』を紹介する。『花とゆめ』(白泉社)で連載され、累計発行部数3000万部を突破した高屋奈月の漫画が原作である。
 2001年にアニメ化がされたものの、原作との相違点が多く、当時は原作が完結していなかったためアニメ独自のシナリオとなっている。続編を求めるファンの声を受けてか、2019年にリメイクがされた。スタッフ・キャストは一新され、原作者の高屋奈月が総監修を担った。そして高屋奈月の意向でアニメでは原作の絵に寄せないようにキャラクターデザインが変更されている。昨年の2021年にThe Finalが放送され、本編の内容を最後までアニメ化した。

 このようにリメイクのきっかけとして多いのは作者や作品の節目を記念するものだ。『ブギーポップは笑わない』や『あしたのジョー』を原作とした『メガロボクス』、『魔術士オーフェンはぐれ旅』などもそれぞれ周年を記念してリメイクされている。他にも原作が完結していなかったためにアニメ独自のシナリオで放映された作品も原作に沿った内容でリメイクされる傾向がある。該当する作品としては『SHAMAN KING』や『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』などがある。
 次回はいよいよリメイクされる可能性がある作品を考察していく。

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