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スポーツ王に!!!おれはなるっ!!!!

この時期といえば卒業が近づき別れが惜しい……と同時に新たな始まりへ胸を躍らせる。ということで(?)悔しさ滲む挫折を、味わえなかった青春を、これから先のことに負けずにまた立ち上がり燃える闘志をスポーツ漫画で補給していこう!

スポーツ漫画といえばまずは野球。熱狂的な人気を誇る甲子園から世界最高の舞台であるメジャーまで。描かれる舞台が多いだけに作品数も多く、絞るのも心苦しかったが「好み」で選んだものを紹介していく。

「ダイヤのA」(週刊少年マガジン) 著者:寺嶋裕二
主人公の沢村栄純はクセ球を操る素材型の左投手。廃校が決まった赤城中学(長野県)の名を残すため、中学制覇を志すものの1回戦敗退。その中学最後の試合になった土壇場で投げた大暴投が西東京地区名門・青道高校のスカウトの目に止まった。
沢村は青道高校で、ライバルとなる降谷暁と出会う。沢村と違って降谷は剛速球を投げる本格派の右腕。正反対な2人が切磋琢磨し、魅力溢れる青道高校野球部員たちと一緒に甲子園へ。本作品は既に完結しているが、沢村が無限の闘志と不屈のメンタルでエースとして一歩ずつ成長していくところに熱くならずにいられなくなるだろう。

「BUNGO-ブンゴ-」(週刊ヤングジャンプ) 著者:二宮裕次
野球未経験ながら静岡県の名門である静央シニアに入って中学日本一を目指していく主人公の石浜文吾。運動能力が高く、徐々にエースとして頭角を現しはじめる。その振り下ろされる左腕から放たれる強烈なストレートは一体どこまで凄みを増していくのか。
文吾の魅力はなんと言っても常軌を逸しているところ。先ほど、左腕と言ったが当初は右腕だったのだ。何も怪我したから左腕になったのではなく、野球をあまりに知らなすぎた文吾は利き手ではない右腕でひたすら壁当てをして精密機械と呼べるほどのコントロールを手にしたのだ。利き手で投げられると判明してからはその左の剛腕を振るい、まるで元・プロ野球選手の藤川球児を思わせるようなストレートで打者から空振りを奪っていく、その狂気じみた才能をご覧あれ。

まだまだ紹介したい野球漫画は山ほどあるが、次はサッカーに移っていく。サッカーといえば高校だけでも三冠となるインターハイ、高円宮杯、そして選手権がある。去年、盛り上がりを見せたW杯のように熱くなれるサッカーの魅力が詰まった漫画を紹介していく。

「BE BLUES!〜青になれ〜」(週刊少年サンデー) 著者:田中モトユキ
ドリブルと意外性のあるプレー。卓越した個人能力を持った一条龍は全国大会出場を決めた帰り、自動車にはねられそうになった幼なじみの青梅優人を庇って瀕死の重傷を負う。サッカー選手として致命的どころか普通の日常生活を送ることさえ困難な状況に追い込まれてなお、再起するために諦めず懸命にリハビリを続ける。そして事故から2年の時を経て、一条は奇跡の復活を遂げる。
しかし、リハビリによる長い空白の期間のせいで怪我以前にあった個人能力はもはや失われていた。選手として活躍するために、プレースタイルの変更を余儀なくされても自分が打ち立てた計画を達成するために努力していく。絶望するような挫折を幾度となく、乗り越えて一条が幼なじみの優人と高校サッカーの大舞台に共に立ってプレーすることはもはや感動という言葉では足りない。

「アオアシ」(ビッグコミックスピリッツ) 著者:小林有吾
愛媛県の公立中学の弱小サッカー部のFWとして試合に出ていた青井葦人にはボールへの嗅覚、フィールドを俯瞰する能力があった。東京シティ・エスペリオンFCのユースチームの監督である福田達也はユースのセレクションを受けることを薦めた。葦人は見事にセレクションに合格したが、そこから先に待ち構えていたのはプロになるための激しいチーム内外での競争。
葦人は持ち前のサッカーへの情熱でフィールドを俯瞰する能力を活かすために試行錯誤していく。試行錯誤していくにつれて圧倒的な成長の早さを見せていく。強敵が現れたり、課題に直面したりしても自分が今よりもっとサッカーが上手くなれるというプラスの方向に考えられる葦人の思考に読んでいるこちら側も感化されていく。葦人の成長を今後も見届けていきたい。

スポーツ漫画はもちろん野球とサッカーだけではない!その他のスポーツ漫画も紹介していく。

「SLAM DUNK」(週刊少年ジャンプ) 著者:井上雄彦
昨年、12月に映画も公開された。モテない不良少年の桜木花道が赤木晴子に惚れたことをきっかけにバスケを始める。驚異的な身体能力とスタミナを持ち、地道な努力によってバスケの才能を次第に開花させていく。
不良だったせいもあり、様々な問題が起こるものの不良から1人のバスケットマンに成長していく花道。湘北高校のバスケ部の一員として欠かせない存在になっていった。好きでもなかったバスケが本当に好きになっていく花道がインターハイの大舞台で「今度は嘘じゃないっす」と晴子にいうシーンは何度見てもいい。数々の名シーンがあるからこそいまだに、そしてこれからも語り継がれていかれていくのだろう。

「ハイキュー!!」(週刊少年ジャンプ) 著者:古舘春一
春高バレーのテレビ中継に映った「小さな巨人」と呼ばれた宮城県立烏野高校のエースに心奪われた日向翔陽。憧れの烏野高校排球部に入部すると、そこにはリベンジ相手である影山飛雄もいたのだった。
反発し合っていた2人が次第に息を合わせたコンビネーションを見せる。低身長の日向の類稀なる運動能力と影山の精密機械のような正確なトスが組み合わさった「変人速攻」で全国大会を目指していく。日向のバレーボールに対する貪欲さと不利な身長をどうにかして工夫して戦っていくところが見所になっている。

紹介しきれないほど、数多い魅力的なスポーツ漫画。挫折にぶつかったときに再び立ち上がる力、熱中するほどのスポーツの魅力、新たに挑戦する勇気を与えてくれる。ここにはなかったスポーツも青春を感じられて闘志燃える漫画があるので、ぜひ探して読もう。

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