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【どんな願いも叶えてくれる鍵 かがみの孤城レビュー】

⚫︎かがみの孤城 レビュー

私が今回紹介するのは、「かがみの孤城」というアニメ作品です。

この作品の原作は、辻村深月による日本の小説で、2018年には本屋大賞も受賞しています。

 

主人公のこころは、学校でいじめにあい、不登校になってしまった中学生。親にも打ち明けることができず家の中で日々を過ごしていました。ある日、突然部屋の鏡が光り出し、鏡に吸い込まれた先には、周りが海に囲まれたお城と、6人の中学生が。そして、みんなの前に現れたのは“オオカミ様“という謎の少女。「城に隠された鍵を見つければ、どんな願いでも叶えてやろう」と主人公達に告げます。期限は1年間。主人公達は、鍵を探しながらみんなと日々を過ごしていく中で、互いの抱える事情が少しずつ明らかになり、次第に心を通わせていきます。なぜこの7人が集められたのか、そして、鍵は見つかるのか、7人の中学生が繰り広げるファンタジー作品です。

 

この作品のよかった点は、ラストにかけて伏線回収がたくさんあった点です。

前半を見ている段階では、起承転結の“承“が長く、いつ話が大きく進むのだろうかと思っていました。しかし、ラストで“承“で出てきた伏線を全て回収したので、あれくらい時間を長くとっていたことに納得しました。鍵やお城の謎のヒントが散らばっているので、視聴者もただ作品を視聴するだけではなく、推理感覚で作品を楽しめます。

物語もこの作品だけで完結するので、見やすく、見るか迷っているならば、見るべき作品です。

 

しかし、私には少し気になった点があります。

それは、主人公がなぜオオカミ様に選ばれたのかということです。

物語の最後になっても明確なことは明かされていないため、そこだけが唯一気になりました。深掘りしなければそこまで気にならないところなのかもしれないので、気にせず視聴して大丈夫です。



この作品は、いじめがテーマになっていあるため、主人公達と同じ位の年齢層の人達をターゲットにしていると思います。いじめのリアルなところが描かれていて、考えさせられる作品です。少しでも、この作品がきっかけでいじめがなくなっていって欲しいです。

ぜひ見てみてください♪♪




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