「ラブライブ!シリーズの違い」
今回は2010年6月にプロジェクトがスタートし今なお人気の「ラブライブ!シリーズ」そのタイトルごとの違いを見ていこうと思う。
今回この特集を書こうと思ったのはより多くの人にラブライブ!シリーズを見てほしいからです。
シリーズ内に複数タイトルあるため見るのが大変だと思っている人に意外とそんなことはないと知って見るきっかけになればいいなと思っています。
ラブライブ!シリーズとは
「ラブライブ!」、「ラブライブ!サンシャイン」、「虹ヶ咲学園 スクールアイドル同好会」、「ラブライブ! スーパースタ!!ー」この4つのタイトルの作品の総称。最初の二つはそれぞれ13話構成でアニメが一期、二期と制作されておりアニメ後の話を描いた映画まで作られている。3作目にあたる「虹ヶ咲学園」は2020年10月から第一期が放送され、二期の制作が決まっている。最新作にあたる「スーパースター」は2021年7月より第一期が放送されテレビアニメ放映終了後すぐに二期の制作が発表されており只今人気絶好調だ。
そして、シリーズを話す上で欠かせない単語を二つだけ解説する。
それが「スクールアイドル」と「ラブライブ」だ。
一つ目の単語、スクールアイドルだが部活動としてアイドル活動をしている女子高生のことをさす。肩書きを持てるのは高校生のみで学校の卒業と同時にスクールアイドルも卒業となる。
もう一つがラブライブだ。作品内ではスクールアイドルの大会としてこの単語が登場し、ライブでネット中継され人気上昇中と覚えておいてほしい。
ここからは様々な視点からシリーズを見ていきたいと思う。
ストーリー
まずは作品の一番大事な点とも言えるストーリーを見て行こうと思う。
ラブライブ!
統廃合の危機に陥った伝統ある母校を救うために自分たちにできることはなにか…。
スクールアイドルとなって注目を集め、世に広く学校を宣伝して入学希望者を増やす。
そのために9人の少女達が立ち上がった。そんな奇跡を起こそうとした少女達の物語。
サンシャイン
ある日見たスクールアイドルに憧れた少女が大きな夢を抱いて立ち上がる。
「キラキラと輝く“スクールアイドル”になること!」
いまはただ輝きを目指して、がむしゃらに駆け抜けていく。そんな輝きを目指した9人の
少女達の軌跡の物語。
虹ヶ咲
スクールアイドルの魅力にときめいた少女はそれぞれの思いを胸に日々活動するメンバーに出会う。時にライバルとして、時に仲間として、互いに競い高め合っていく9人の少女達を支え、応援していく物語。
スーパースター
新たに設立された学校で知名度もない、歴史もない、先輩もいない何もない真っ白な状態で少女たちはスクールアイドルに出会う。大好きな歌でいろんなことを結んでいきたい。
無限大の可能性を秘めた5人の少女達がはばたいていく物語。
これだけストーリーが違っているがテーマはすべて「みんなで叶える物語」となっており同じラブライブ!シリーズと言うくくりだ。どのタイトルも直接的なつながりはなく独立した物語になっている。
制作スタッフ
ここからは原作やキャラクターデザインなどの制作面から4タイトルを見ていく。
制作会社は全タイトルとも株式会社サンライズとなっている。原作は4タイトル共に矢立肇さんだがこれはサンライズのアニメーション作品企画部の共同ペンネーム となっており実在する個人のものではない。
次に、キャラクターデザインを見ていこう。これは作品によって変わってくる。ラブライブとサンシャインは室田雄平さん、虹ヶ咲学園は横田拓己さん、スーパースターは斎藤敦史さんとなっている。スパースターにはキャラクターデザイン原案として室田雄平さんが参加している。
監督も作品によって変わる。ラブライブとスーパースターは京極尚彦さん、サンシャインは酒井和男さん、虹ヶ咲学園は河村智之さんとなっている。
こんなにもメインスタッフが違っているためか、同じスクールアイドルと言う題材で目指すゴールが同じでもストーリーやキャラクターの魅力が全く異なっている。
キャスト
制作スタッフの次はキャラクターに声を吹き込むメインキャストを見ていく。
スーパースターは5名、他の3タイトルにはそれぞれ9名キャストがいる。
ラブライブシリーズのキャストはアニメでキャラクターを演じるだけでなく曲を歌ったり、生放送やラジオの出演、ライブなどやることが多岐にわたる。
こんなにもやることが多いキャストだが声優初挑戦の人やラブライブが担当キャラクターがメインキャラ初めてと言う人が多い。
具体的にはスーパースターは5名の内2名が一般応募から起用していたりサンシャインは9人中7人が声優初挑戦だったりといった具合だ。
だがその一方で虹ヶ咲のキャストは経験豊富な人ばかりだ。ほぼ全員がメインキャラを経験しており、数年前からアイドルとして活動していたりラジオ番組のMCをしていた人もいる。
ライブ
最後にラブライブ!シリーズを話すうえで欠かせないライブについて話していく。
このシリーズではキャラクターを担当したメインキャストがリアルでも実際にライブを行っている。ライブはただ歌うだけでなくアニメやPV、ゲームなどで披露された動きを忠実に再現しており、手の向きから指の角度といった細部にまでこだわっている。
サンシャインのライブではバク転を再現したり、演じたキャラがピアノを引いていたから未経験の状態から数か月でライブで披露したこともあった。
また、アニメの演出を再現するためにカメラを360度回したり、花火を滝のように降らせたりと様々な方法でアニメの表現を再現しようとしていた。
虹ヶ咲キャラクターの性格をより表現する為にセンターステージで火柱を上げたり、バックダンサーを雇ったり、他のキャストが応援でステージに上がってきたりとステージに一人しかいないことを活かしてステージ全体を余すことなく使っていた。
ラブライブ!やサンシャインのアンコールはキャスト全員が出てくるが虹ヶ咲はその場で参加しているファンに投票をとって誰か一人が出てくる形式だった。
終わりに
ここまで様々な観点からラブライブ!シリーズを見てきた。
作者はシリーズはラブライブ!のpvを見た瞬間にシリーズを好きになった。
そこからアニメを追い、グッズを買い、CDを買ってライブに行き順調に沼にハマって行った。この作品のおかげでたくさんの人と出会うことができた。そんな素敵なシリーズだが、タイトルごとにいろんな違いがありそれぞれが独立しているためどの作品から見ても十二分に楽しめるのでぜひ見てみてほしい。