2020年8月28日に東京蒲田の日本工学院マンガアニメコースで、トリダモノ先生の特別講義が行われました。私もプランナーズLAの企画のゲストとして参加していただきました。
今回の企画はイラストレーターの進路に対する視野を広げて欲しいという内容を中心にトークとペインティングをやっていただきました。マンガアニメビジネスコースの初めての企画だったのですが、快く引き受けていただいたのは感謝しかありません。
トークではトリダモノ先生自身の経験してきたこと、特に会社に入るまでの経緯、フリーランスとの比較を丁寧に答えられています。
会社はお金を稼ぎながら勉強することができる。個人で対応すると面倒である事務的なことは会社がやってくれるので仕事に専念できていいと言う点が大きいです。
一方でフリーランスは時間が自由に使え、仕事をある程度選べると言う点をトリダモノ先生の経験から教えていただきました。フリーランスは自分で仕事をとってこないといけないと言う専門じゃないこともやらないといけない。ほかにもフリーランスは一度失敗すると立て直すのに時間がかかるが、会社だと一連の流れができてるので心配ないというのもあるそうです。
ほかにもオリジナルキャラクターのキメラちゃんの誕生秘話についてもお聞きしました。同人誌の表紙を作る際に好きなものを詰め込んだら1分くらいでできたキャラクターだそうです。たとえば白い髪や、ツノや好きな形をした耳です。設定が固まってないですがいつか固めてあげたいそうです。
ちなみにトリダモノ先生は女の子を描くのが好きだけど描くのが苦手で仕事などで数をこなして克服してきたそうです。
学生の内にやっておいた方が良いことをお聞きすると、自分の課題をしっかりやって、自己分析をしっかりやっていくといいと話されていました。
ライブペインティング中もトリダモノ先生のオリジナルキャラクターキメラちゃんのイラストを仕上げながら生徒たちの質問に対応されました。
アイディア出しでは何枚描きますかと言う質問には、表紙とかになるとラフを4、5枚出したりすると答えました。ほかにも基本的にはペンを変えることなくタッチで魅せるようにしていました。
キャラクターの色決めについての質問に対してはかなり難しいと話された上で様々な資料を見ながら決めていると話されていました。
ペインティング中にかかれてたメガネについても今回の絵は自分で決めたものの基本的には資料を見て決めているそうです。
トリダモノ先生はペインティング中に背景の色を何度も変えていました。なぜ変えているのかと言う質問をリアルタイムで答えていただきました。
他にも絵の練習についてやっていることのついてお聞きするとポーズ集の模写をおすすめしていました。
生のペインティングは生徒にとってかなり勉強になったでしょう。
ただ、今回企画をさせてもらった側として、今後直していきたい点もたくさんありました。例えば、イベントの告知期間が一週間とかなり短くなってしまいました。トリダモノ先生がゲストできたとしたら、もっと受けてみたいと思う生徒はたくさんいたでしょう。一週間前だと予定の都合を合わせることができなかった生徒が多かったはずです。
また、ペインティングの質問時には、時間がかなりかかる質問や後ほどの質疑応答でやったほうがいい質問もあり、次回以降は修正していきます。
修正すべき点はありますが、それでお生徒の満足度も高く、無事に行えていたので成功したと言っていいです。この企画を成功させるために協力してもらったトリダモノ先生や、学校の先生、補助員の先生、その他関係者の方に感謝しつつ、経験を次回に活かしていきたいです。