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[アニメーション専門学生に聞く!業界への展望!]

日本工学院クリエイターズカレッジ

マンガ・アニメーション科4年制 学生インタビュー

栗沢共生さん、星野拓海さん

[教員と学生2人に対してアニメ業界に対しての現状やこれからの展望などをお聞きしました。立場が違えば意見も違ってくる。我々は面白いこと間違いなし!と思いました。是非、これから業界に入る側と業界を経験している側の対比を楽しんで頂きたいです]

[なぜアニメーションなのか]

――本日はどうぞよろしくお願いいたします

【栗沢さん(以下、栗) 、星野さん(以下、星)】

よろしくお願いします

――どうしてアニメ業界へ入ったんですか?

【栗】昔から慣れ親しんでるのが1番の理由です。

【星】好きなものを仕事にしたかったからです。小さい頃からアニメを観るのが好きなのもそうでした。

ーー影響された作品はありますか?

【栗】小学校時代から『ドラゴンボール』や『北斗の拳』が好きだったのでそれが影響されていると思います。

ーーアニメ業界を目指したきっかけはなんですか?

【星】好きだったライトノベルを自分の手でアニメ化したいと思ったのがきっかけです。

ーーそのライトノベルの詳細を教えてください

【星】いわゆる異世界転生ではなく、学園物が盛り込まれたローファンタジー作品が多いですね。流行りに乗って作りたいなと思ったのがきっかけです(笑)

【栗】高校の時に就職をするか進学をするか悩んでいて、友人に誘われて進学を選びました。最初は軽い気持ちでしたが、オープンキャンパスに行った際に自分はアニメが好きだと改めて実感したので業界を目指しました。

ーーオープンキャンパスに行った際にどんな影響を受けましたか?

【栗】そうですね…。蒲田キャンパスには『カードキャプターさくら』の原画をしていた「川合(正剛)先生」という方がいたのですが、対談をした際に業界を目指そう!という気持ちになりました。

ーーなぜマンガ・アニメーション科4年制のある蒲田校を選んだのですか?きっかけを教えてください

【栗】色々オープンキャンパスに行ってきた中で、1番の理由は自宅に近いのが1番ですね(笑)それに教師の方達が良い意味で砕けている、親しみやすいのも理由の一つです。

【星】当時同じ学校に通っていた友人が蒲田校に通うとのことだったので、共に切磋琢磨したいと思い選びました。その友人とはコースが分かれてしまいましたが、今でも仲の良い友達です。(照)

(一同笑い)

[おすすめ作品と最近のアニメーションについて]

ーー最近おすすめのアニメがあれば教えてください

【星】去年放送されていたアニメ、『アサシンズプライド』が良かったです。opなどに含まれる細かい部分の魅せ方がとても良くて、ハイクオリティな映像と盛り上がる音楽がベストマッチしてすごくおすすめです!

【栗】「NETFLIX」オリジナル作品の『DEVILMAN crybaby』が面白かったです。

ーー『DEVILMAN crybaby』はどの様な作品ですか?

【栗】永井豪さん原作の漫画「デビルマン」を現代風にアレンジした作品です。過激な部分も多めですがとても面白い作品です!おすすめですよ〜!

ーー最近のアニメーション業界についてどう考えていますか?流行やクオリティなど気付いた事など聞かせてください。

【栗】僕らがこんな話をしていいんですかね(笑)1作品のクオリティに関しては、企業によると個人的には感じています。人材が多い会社や技術面のレベルが高い会社はやはりクオリティが高いと感じます。

「ufotable」さんや「8ビット」さんは頭1つ抜けていると思います。アニメ業界の全体としてどこも共通だと思いますが、流行や特徴は最近異世界転生物が多いと感じています。

【星】1作品やアニメーション全体のクオリティはやはり昔と比べると、進化しているのは実感しています。流行に関しては、ローファンタジーからハイファンタジーまでの作品が増えていて特徴としてはキャラクターへの憧れよりも視聴者達への共感を得る作品が多いと感じてます。クオリティは、キャラクターの髪の毛の描きかたが繊細になって、昔と比べると線が増えたのかなぁと思います。

ーー自分がアニメづくりに携わるなら何を意識して作品を作りたいですか?

【栗】これはとても大事ですね〜。僕は1つ1つの作品に対して敬意を払うこと。繋がりを大事にしてくことを考えています。やはり個人ではなく全体で取り組むことだと思っています。

【星】全体のクオリティを上げるのではなく、何か1つ尖った部分を作りたいです。例えば「物語シリーズ」の新房(昭之)監督のような独特な演出を取り入れたいと考えています。

ーー最近と過去それぞれでここがよかったという作品があれば教えてください。

【栗】僕は最近観ているNetflixアニメ全般をおすすめです。最近だと『日本沈没2020』や『ULTRAMAN』『攻殻機動隊SAC_2045』がおすすめです。

過去作品だとたくさんあるので迷いますがやはり「けいおん!」です。「京都アニメーション」さんの作品が爆発的な人気を獲得しているので、他の製作会社も影響を受けて作画に気合を入れているのだと感じ取れました。

【星】最近の作品だと、先ほど言った『アサシンズプライド』ですね。過去の作品は『化物語』がとてもよかったです。悩みや生き方などの混然一体としたシナリオや独自性な演出や背景、声優さんの演技力。それが全てあいまった素晴らしい作品です。

クオリティは時代が変わるにつれ進化していること以外特に変わりないと思っています。流行に沿った物を作るという点も昔も変わっていないと感じました。

[アニメ産業と海外市場]

ーー今と昔のアニメの産業の違いを教えてください

【星】1つはパッケージから配信に変わっていますよね。DVD、ブルーレイが売り上げのメインでなく、配信サイトにアップロードしているのが現在の売り上げに1番貢献していると思います。

【栗】以前、アニメ産業について調べる機会がありました。昔は玩具会社がスポンサーになっている事が多かったみたいですが、時代が進むにつれ製作委員会形式に変わっていきました。スポンサーが分離するのではなく、アニメーション会社同士で寄り添っていくことが昔との違いだと僕は思いました。

ーー最近のアニメーションは海外でヒットしていると思いますか?

【星】思わないですね〜(笑)ニッチな物ではなく大衆向けアニメが売れていく世の中ですので、そう考えるとジブリ作品が最近出てないのが痛手になっているのかなと思います。現在の日本のアニメは一部の人達だけに人気が出ている状況だと思っています。

【栗】アニメ全体として見た時は完全に売れていないわけではないですが、僕も売れてないと考えています。星野君が言った通りに一部の人たちには人気が出ている現状だと思っています。『NARUTO』は人気だけど昔の作品ですし。

ーーでは今のアニメーションが海外でヒットするにはどうすればいいと思いますか?

【星】海外で人気を出そうとしなくてもいいと考えています。アニメは色々な表現があるため、海外の規制がある中で日本のアニメを規制ありの状態で観るのは少しもったいないと思っています。

【栗】海外のアニメ会社と一緒に仕事ができればと僕は思います。最近でいうとソニーピクチャーズの『スパイダーマン・スパイダースシリーズ』は日本のアニメーターが参加できればさらに日本、海外共に盛り上がるそうです。権利などの問題があるとは思いますが、マーベル作品のキャラを日本でさらにアニメ化できれば海外でも人気は出るかなと考えています。これはあくまで希望ですがね。(笑)

ーー今後伸びるであろうと思うアニメーション会社はありますか。

【星】社員を大切にできる会社。職場の関係が良ければより良い作品が作れるため

労働条件の改善、賃金周りの見直しができる会社だと思います。

「現状、業界に必要なこと、これからのアニメ業界]


アニメーションの今後についてどうお考えですか?

【星】地上波で深夜放映されているアニメでは増えないと考えています。金額の大きい作品になれば質の良い物になると思いますが、日本のCGアニメで私の興味が出たのは『楽園追放』でした。

お金がかかる作品では今後CG作品がが増えると思います。予算の限られている深夜アニメなどではCGは増えないと考えています。

【栗】今後のCGアニメは色々と変化していくと考えています。作品ごとに色々と変えていく方針ではないでしょうか。

ーー現在アニメ業界で最も必要だと思うことはなんですか?

【栗】お金と期間です。アニメーションは1話を進行してる途中で2話を進行し、2話の場合は3話、3話の時は4話といった中間地点からスケジュールを組むのですが、スパンが短すぎるのが大きな欠点だと思います。

海外はそれをやりつつもリフレッシュ期間を取り入れるなどといった取り組みがありますが、日本は数をこなそうとして増え続けています。理想はある程度の期間を設けて、作業をするアニメーターにもしっかりとスケジュールを把握してもらうのが必要かなと考えています。

ーー余裕を持つうえで常識を壊すわけですが、どういった試みが考えられますか?

【栗】そうですね、クオリティはもちろんですが日本のアニメは数が多いことが有利なので、それを再放送することで新たなファンも獲得することができ、製作の時間にあてることができると考えています。

【星】業界全体をみて必要なものは休みですかね。制作する作品が多いため新人の教育があまりできず、会社のトラブルにつながるなどが起きてしまうため、教育期間などを設けた方が良いと思いました。必要だとは思いますが実現は難しいと思います。

ーーこれからのアニメ業界をどう引っ張っていきたいですか?

【栗】僕は演出の仕事をしたいと思っています。直接業界を引っ張るということはあまりないかもしれませんが、仮に企業案件を貰ったら社内全体のことを見たいと思っています。今のアニメは視聴者のニーズに応えすぎて会社の立場が薄いなと感じます。会社のやりたいことをやってみたい。挑戦したいが僕のやりたいことです。

【星】僕は撮影を目指しています。撮影は業界を引っ張るのではなく全体のバランスを視る所なので自身の仕事をこなしつつ、誤っている箇所を修正して会社に貢献したいです。いわば縁の下の力持ちのようにサポートしていく立場でありたいです。

ーー最後に次に流行るジャンルはなんだと思いますか?

【栗】また学園物がまた流行りそうだと思います。でもメディアミックス系とか流行るかも。『妖怪ウォッチ』みたいな。

【星】いや!女子高生になにかをさせる系でしょ! 女子高生におじさんの趣味をさせるとか斬新だし人気出そうじゃない?・・いや新しすぎるしなんか危険な香りするなこれ(笑)

・・そうですね~まだ異世界転生物が続くと思います。

以上で質問は終了です、ありがとうございました。

【栗 星】ありがとうございました。

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BizLA(ビズラ)

日本工学院専門学校マンガ・アニメーション科ビジネスコースのことです。 現在のチームは「Planners LA」です、

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