第5回 今後リメイクされるアニメ予想しよう!『スレイヤーズ』編
今回リメイクされると予想した『スレイヤーズ』は第1回ファンタジア長編小説大賞に準入選し、ライトノベルの認知度を飛躍的に向上させた神坂一の代表作品である。イラストはあらいずみるい。1990年に刊行し、2020年に30周年迎えた。シリーズ累計発行部数は2000万部を突破し、メディアミックスの先駆けとしてアニメ化や映画化もされた。まさにライトノベルの金字塔といえる。
あらすじは剣士であり魔道士でもある自称天才美少女リナ・インバースが青年剣士のガウリイ・ガブリエフと出会い、旅をしていくギャグありの冒険ファンタジー作品だ。
作品の本編は2000年に刊行された第15巻で完結したものと思われたが、第16巻の発売により18年ぶりに再開。新章の第3部が開幕した。2019年に刊行された第17巻から3年、現在でも新刊の第18巻の発売を待ち望んでいるファンも多い。
リメイクされる根拠は作品が現在も続いていることにある。2008年の『スレイヤーズREVOLUTION』、2009年『スレイヤーズEVOLUTION–R』を最後にアニメ化はされていない。だが、2008年というのは『スレイヤーズ』シリーズの新装版が出版された年でもあり、そしてアニメに合わせて短編である『スレイヤーズ すぺしゃる』が『スレイヤーズ すまっしゅ』に改題がされた。つまり原作の小説である『スレイヤーズ』に動きがあれば、アニメがリメイクされる可能性はあるだろう。
これから35周年に向けて、そして作品の完結に向けて進んでいる原作小説はアニメ化されて10年以上が経つ。再び脚光を浴びるためにもアニメのリメイクを期待したい。