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初恋の人ともう一度~空の青さを知る人よ~

今回紹介するのは『空の青さを知る人よ』である。

この作品は、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』や『心が叫びたがってるんだ。』の監督長井龍雪と脚本岡田磨里が手掛けているアニメで、制作はCloverWorksである。
山に囲まれた町に姉のあかねと住む、17歳の相生あおいの目の前に、東京に行ったきり音信不通になった金室慎之介(しんの)が過去の姿で現れる。それと同時期に、音楽祭でやってきたゲストのバックミュージシャンとになっていた現在の慎之介が帰って来た。彼女達の関係も変化していく……。

 以下多少ネタバレあり

この作品を観て思ったのは、「面白いけどなんかな…」と言ったものだった。なぜそう思ったのかを2つにまとめてみた。

1つ目は、CMやPVを見ていると青春系の恋愛アニメみたいな印象を少し想像していたのだが違っていた。実際には、多角関係の恋愛アニメであった。しかし、ドロドロとしたものではなくサッパリとしたものだった。あそこまで多角関係なら、もう少しドロドロとしていてもいいと思うし、そうではないにしても、多角関係をもう少し減らしてもいいと思う。

2つ目は、主人公であるあおいの行動だと思った。あおいが憧れの存在であるしんの(18歳の慎之介)に恋をするというのはわかるのだが、慎之介とあおいの姉であるあかねをくっつけるときに、しんが消えてしまうというという理由でごねたりと「お前なにしてんの?」というところが多々あった。しかし、高校生だから仕方ないとは思う。

ここまで、不満なところを挙げたがいいところもある。それは、聖地巡礼がしやすいところだろう。舞台がわからない作品や確証がない作品が多いが、この作品は、埼玉県秩父市が舞台で都心からアクセスも悪くない。さらに、「あの花」や「ここさけ」と同じなので一緒に回れる。聖地巡礼の難易度は低い方だと思うのでおすすめである。

色々言ってきたがこの作品は軽く観れるので気になる人はBlu-rayで彼女の恋の行方を見守ってほしい。

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