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会長はメイド様 

「メイドはお好きですか?」〜会長はメイド様〜

当時友人に言われたセリフである。なんのことだか分からないが、適当に好きだと答えた際にとある漫画を渡された。

『会長はメイド様』は2005年から2013年に白泉社の発行するLaLaにて連載された全18巻の少女漫画だ。作者は藤原ヒロさんで、2004年にデビューした後に本作品を手掛ける。現在は『月島くんの殺し方』を連載し現在も活躍している。

次は物語について紹介しよう。本作品は主人公の鮎沢 美咲(あゆざわ みさき)と、碓氷 拓海(うすい たくみ)を中心に物語が進んでいく。

美咲は星華高校(せいかこうこう)の生徒会長だ。星華高校は元男子校だったため、男子生徒の数が多く、女子生徒が肩身の狭い思いをしていた。荒れている男子生徒から女子生徒を守るため、合気道を習っている美咲は持ち前の強さで圧倒する。
そんな強くてかっこいい生徒会長の美咲だが、とある秘密を持っていた。それは”メイド喫茶”で働いていること。苦しい家計を助けるため、学校にはバレないよう働いているが、その秘密を碓氷に知られてしまう。

少女漫画のヒロインは可愛さに特化した子が多い印象だが、美咲の場合は綺麗な見た目に強さとかっこよさを持つ。
そして、ヒロインの相手になる男性キャラクターはイケメンで文武両道と完璧な性格が多い。碓氷の場合はそれに加えて、並外れた身体能力と少々変態要素(美咲限定)がある。
『会長はメイド様』に出てくるメインキャラクターは他の漫画とは異なる設定のため、読んでいて楽しいし新鮮だ。

さて、物語とキャラクターについて触れたが、次は魅力について紹介したい。

少女漫画であるが、メイド喫茶が舞台になるため、個性豊かなメイド達が登場する。男女比率も丁度よく、バランスが良いと感じる。
恋模様も美咲と碓氷だけでなく、他のキャラクター達にもスポットが当たるため注目していただきたい。
そのため、恋愛ものに抵抗が無ければ男女問わずおすすめできる作品だ。
絵柄も巻数が進む事にクオリティが高くなり、藤原さんの絵の上手さが際立つ。藤原さんの描く照れ顔は表情1つ1つが細かく、特に美咲の表情は読んでいるこちらも恥ずかしくなる程だ。

最後になるが、『会長はメイド様』は男女問わずおすすめできる少女漫画だ。2010年にはアニメ化もされ、ファンに愛されている作品なことが分かる。
メイドに対して偏見持っていたが、本作品を読むようになってからは好きになることができた。苦手なものを好きにさせてしまう程の魅力が『会長はメイド様』にはある。

美咲達の今後の展開は是非あなたの目で確かめていただきたい。

©藤原ヒロ/白泉社・メイド様!プロジェクト

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