時は1991年、 世間は1つのゲームに熱狂していた。そのタイトルは「ストリートファイターⅡ」。このゲームに熱中していた少年矢口ハルオは、とある日ゲームセンターにおいて衝撃的なことが起きる。クラスのマドンナ大野晶に大敗したのだ。なんとか1勝することができるも、そのことから目をつけられてしまう。
ハイスコアガールはゲームセンターから物語が始まる。ジャンルにはラブコメと書いてあるが、あまりにもイメージとはかけ離れている。正直私も、え!ゲームセンター?となった。ところが3話までの内容で十分な恋愛要素がある。一緒にゲームをしていく中でハルオと晶は仲良くなっていく。夏休みに遊園地に行ったら2人きりでアトラクションに乗ろうとする。仲睦まじい様子が描かれることで、この作品はラブコメディーなんだなと思えた。
また、本作はレトロゲームを題材として取り扱っているのでその時代を生きた人たちや、レトロゲームが好きな人にも見ていただきたい。小ネタの解説などが丁寧で懐かしさを感じるだろう。私はゲームに関してはよく知らないが、解説を見るとそうだったんだと思うことが多かった。特に現在でも新作が出ている「ストリートファイター」の1作目のプレイ方法に驚いた。台パンという現在では印象の悪いことをするのが当たり前というのは、凄いなと感じた。
月刊ビッグガンガン(SQUARE ENIX)で連載していた押切蓮介著の漫画。全10巻。
ジャンルはラブコメ。
アニメ化されており山川吉樹が監督を務めている。制作はJ.C.STAFFが担当している。
矢口ハルオ役を天﨑滉平、大野晶役を鈴代紗弓、日高小春役を広瀬ゆうきが担当している。
タイトルにも書いたが、ぜひ恋愛とゲームが好きなあなたに見ていただきたい。