ある孤島で謎の巨大な直径約20000メートル縦穴『アビス』が発見された…。
冒険大好き少女リコと、機械の体を持つレグ。リコのお母さんを探すためのアビス深層冒険を描くファンタジー漫画です。可愛らしい絵柄の裏にはかなりシリアスな展開が多いです。
作者は巨大な世界でも細かい世界観、地形、生態、現象を描いてる。どんな生き物も必ずアビスの謎の力に影響される。ある植物では新芽は必ずアビスの北を向いてる、枝は必ずアビスの中心方向を向いている。
アビスの生物は生々しいため、作者のグロテスクな描写が良かったです。細かな解説、食べられるか、危険度、などの細かい情報が、物語をより深く味わえる。
設定1 上昇負荷「アビスの呪い」
そしてこの作品一番代表の設定…上昇負荷
上昇負荷とは「アビスの呪い」とも言われ、アビス内から帰還すると現れる謎の症状。下に降りると何も起こらないが、上に戻ろうとすると人体に異常が発生します。
深界一層 : アビスの淵・・深度0mから1350mの空間
上昇負荷は「軽い目眩と吐き気」
深界二層 : 誘いの森・・深度1350mから2600mの空間
上昇負荷は「重い吐き気と頭痛、末端の痺れ」
深界三層 : 大断層・・深度2600mから7000mの空間
上昇負荷は「二層に加え、平衡感覚に異常をきたし、幻覚や幻聴を見る」
深界四層 : 巨人の盃・・深度7000mから12000mの空間
上昇負荷は「全身に走る激痛と、穴という穴からの流血」
深界五層 : なきがらの海・・深度12000mから13000mの空間
上昇負荷は「全感覚の喪失と、それに伴う意識混濁、自傷行為」
深界六層 : 還らずの都・・深度13000mから15500mの空間
上昇負荷は「人間性の喪失(=異形生物への変異と人間としての自我の消失)もしくは死」
深界七層 : 最果ての渦・・深度15500m以深の空間
上昇負荷は「確実な死」
深界極点 : 奈落の底・・深度20000m以深の空間
設定2 遺物
昔アビスの人作った人工物のもの太古の古代文明の技術
2000年前から存在しています。
遺物にはレベル価値はランクがあり、四級~一級、
そして上の特級遺物に分類されます。
「四級遺物」…取っても価値はない、使い道不明。
「三級遺物」… 高い価値がある実用性があるもの。
探検には有用なもの。
「ニ級遺物」… 新しい概念をもたらし、生活を変えうるもの
「一級遺物」… 国同士の力関係を変えるも
「特級遺物」… 世界を変えるもの
「奈落の至宝」…特級以上に希少な歴史的な遺物
遺物は探窟家の収入源です
低級の遺物も海外では高値で売れる。
特級遺物となると国同士のバランスにす
影響を与えると言われています。
設定3:奈落文字
作品の中でアビスの使われる独自の文字と言葉も設定されています。
古代アビス人が作った文字数万種類がある。
行きたい→ サンサイカ
してほし → ラホッス
またね → フャモ
ちょっと失礼→ ミミウ
メイドインアビスを是非是非みてください。
おススメです。