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情か欲か!究極のサスペンスオカルトホラー 『ǝnígmǝ【エニグマ】』

今回、みんなにおすすめしたい漫画は『ǝnígmǝ【エニグマ】』だ。

作者は榊健滋(さかきけんじ)で、代表作は他には『ラブデスター』などがある。

2010年から2011年に週刊少年ジャンプで連載され、完結はジャンプの別冊「NEXT!」で掲載された。全56話+エピローグで合計7巻コミックスは刊行している。

ジャンルとしては、サスペンスとオカルトホラーが混ざった作品。

あらすじは、主人公である灰葉スミオ含む殆ど面識のない7人の高校生が、突如として謎の存在エニグマに学校に集められた。そこで言い渡されるいくつもの生死に関わるほど危険な難題。果たして、スミオは仲間達と協力して無事誰もかけることなく学校から脱出できるのか。そして、エニグマの存在とはなんなのか、といった作品だ。

それでは、早速エニグマの魅力を語っていこう。

魅力は大きく3つ。

まず1つ目が、主人公であるスミオの人柄だ。

スミオは両親が運命の出会いをしてラブラブな夫婦に憧れてか、非常に惚れやすい。しかし、惚れやすいということは出会ったばかりの人にも情や良い印象を抱くし、正義感も強いのでどんな人でも見捨てられない性格なのだ。これがまさにジャンプの主人公らしさがあって好感が持てる。

そして、内容は結構人間関係的に重い部分が出てくるのだが、そこを引っ張って物語を進展させてくれるこの作品のキーパーソンになっている。

2つ目は、登場人物が持っている能力だ。

デスゲームや推理もののように頭脳と絆で数々の難題をクリアしていくだけでなく、更にそこに各々が持っている特殊能力を駆使して攻略していく。作品中では才能と記載されているが、そこが他の作品と大きく違うところで、エニグマの1番の魅力といっても過言ではない。

そこで、登場人物の能力を一部紹介しよう。

主人公は、「夢日記」。これは、急激に眠気に襲われ寝ている間に勝手に手が動き、日記に未来に起こることが記されるという才能。つまりは未来予知だ。

他にもとある少年は、自分と自分が消えて欲しいと思った物を一瞬消すことのできる才能があり、少女は見えない第3の手を自在に動かせる才能がある。

まだまだあるのだが、これらの才能と推理、絆を活かし物語が構成されている。

こうして紹介するとファンタジーっぽいが、ファンタジー嫌いな人でも気にならないような構成だ。某超人高校生が行うデスゲームの作品程度の要素だと思ってくれていい。

3つ目は、物語の構成や伏線と謎だ。

主人公の性格、登場人物、エニグマこれら全てに意味があり伏線が散りばめられているのには、最終巻を読んで脱帽した。ストーリー構成が最終巻までしっかりと練られており、決して超展開にならず落ち着いた感じで着地しているところは秀逸。

また、物語で行手を阻んでくる難題や謎は難しいものもあれば、あっと驚くような方法で切り抜ける場面もあるので、推理ものが苦手だという人もそうでない人もストレスなく読めるので安心して欲しい。

最後に、この作品は幅広いジャンルにおすすめしたい作品だということを伝えたい。週刊少年ジャンプらしい『友情・努力・勝利』を体現した作品であり、才能を生かした一風変わったサスペンス推理ホラーであり、何よりも絆や人間関係を大事にしている作品であるということだ。

もし、気になった方がいれば新書でも古本でもなんでもいい。是非1巻をまずは手に取って読んでほしい。きっとその世界観に引き込まれるはずだ。

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