夏はポケモン!このキャッチフレーズを1度は聞いたことはあるだろう。夏になれば聞くこのフレーズは国民的アニメのポケットモンスターの映画が公開される度に聞くはずのものである。だがここ2年コロナの影響もありこのフレーズを聞くことがなかった。とても悲しいことだと思う。
だが2022年の夏はこのフレーズを思い出させることが起きた!劇場版過去3作品のリバイバル上映がされたのである。ラインナップは「水の都の護神ラティアスとラティオス」「七夜の願い星ジラーチ」「ディアルガVSパルキアVSダークライ」である。上演作品はファン投票によって決まっている。
私が今回観てきたのは「水の都の護神ラティアスとラティオス」である。
この作品は2002年に公開され、劇場版ポケットモンスターの5作目になる。2021年に行われた「ポケモン映画歴代シリーズNo.1決定戦」の初代枠で1位を摂るとファンにとことん人気のある作品である。
ポケモン映画は毎回アニメ及びゲーム本編には関わりのない場所が舞台になっている。今作の舞台は世界で1番美しい水の都アルトマーレ。元ネタはイタリアのヴェネツィアである。そこを訪れていたサトシはラティアスと仲良くなる。
色々な要因が重なりラティアスが事件に巻き込まれてしまい、解決するためにサトシが活躍する作品である。
この作品を映画館で見たことはなかった。見たことがあるのはせいぜいテレビで再放送されたものだけ。その時から好きな作品だったが、今回スクリーンで見たことにより、もっと好きになった。
テレビとの大きな違いは2つあると思う。1つは画面の大きさだ。当たり前ではあるが映像作品を観る上で大事な要素だと考える。なにせこの作品は背景が美しい。20年前の作品とは思えない美しさがある。水が流れるシーンや水の中を描いたシーンなど、水が出てくる場面が多いのだ。その全てが綺麗に描かれてる。特に美しいと思った水の描写は、ゆめうつしのシーンです。このシーンでは水中を泳ぐラティオスの視点が見れるのですが、透き通った雰囲気がとても綺麗です。画面が大きいこともありその情報がより多く入ってくる。
2つ目は音楽だ。こちらも当然なのだが、映画館の音響設備は家の限界を遥かに超えてくる。実は本作のBGMや主題歌がめちゃくちゃいいと評判が高い。ポケモンの世界観と言うよりは街の雰囲気にかっちりハマった音楽は、美しさを感じる。
映画館ならではの体験があり、本作をより好きになれた。もし映画館では見たことない作品が、スクリーンで上映されていたら観に行ってみてはどうだろうか。
余談にはなるが私はサトシに最後キスしたのはラティアスかカノンなのか論争には口を出すつもりは無い。