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劇場アニメをピックアップ 「ガラスの花と壊す世界」

初めに感想としてはあの尺の長さで収まりきることが出来ない情報量が話の中に含まれていたのではないかと思った。ですが何回も見ていくことで作品の理解度も増し面白くなるスルメ映画だという印象を受けた。

あらすじは謎の浮遊空間「知識の箱」という空間に居るデュアルとドロシー という二人を主軸にストーリーが展開されていく。

「知識の箱」という空間には無数の世界や その世界の中に 幾つもの人間が存在している。その無数の世界を侵食して来ようとするウイルスという敵から世界を守り、また侵食されてしまった世界を消去するのが彼女ら二人の使命だ。

そんな中、 ウイルスに襲われている一人の少女を救った二人だったがどうして「知識の箱」に送られてきたのか見当もつかない状況になり、そこで少女が目を覚まし自分の事をリモと名乗りお花畑に帰らないと、と言葉を発し三人でその手掛かりを探しに行くというのがあらすじだ。

この作品の良いところは世界観である。設定がPCの中のプログラムが擬人化したという設定なので「知識の箱」というのはソフトウェアでありそのソフトウェアの見せ方がとても綺麗である。

こういった色合いや世界観がとても良く、初めて見ても魅了された。

ただ、60分という尺の中で前半は世界観の説明だったりキャラクターの紹介話がまったり進んで行くのに対して後半は急な展開が続きストーリーの進行速度が速く見ている視聴者が置いてきぼりにされがちだと感じた。

またPCの専門用語が多めに出でくるためそういった点ではターゲット層を絞ってるのかなとも思った。

冒頭にも言っているが何回か見れば話が理解できてこの作品をもっと楽しむことが出来るし世界観もとてもよく作品自体の色使いがとても綺麗なので映像美を味わえるいい作品だと思う。

60分と見やすい尺になっているので、今後このような劇場ショートアニメが増えることも十分あり得るだろう。

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