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リアル脱出ゲーム✕名探偵コナン「残像の交信からの脱出」参加レポート

世界観とあらすじ
2025年7月30日(水)、新宿の東京ミステリーサーカス・ヒミツキチラボで開催された「リアル脱出ゲーム✕名探偵コナン 残像の交信(シグナル)からの脱出」に参加した。舞台は長野県警山岳遭難救助隊と消防本部が設立したレスキュー訓練施設。新組織の“隊員候補”として採用試験に挑むが、それは罠だった。試験用の無線機は破壊され、コナンと毛利小五郎は別室に閉じ込められ、犯人からは「1時間以内に金を用意しろ」という脅迫。さらに爆弾のカウントダウンが開始され、コナンたちと通信しながら事件解決を目指す。物語は劇場版『名探偵コナン 隻眼の残像』の後日譚として描かれていた。

イベント当日の様子
会場は新宿の賑やかな街中にありながら、地下1階の会場に足を踏み入れると一気に非日常の世界へ。スタッフはキャラクターになりきり、世界観を盛り上げていた。6人1組の計15チームに振り分けられ、世界観や登場キャラの資料、メモ用紙と鉛筆が配られた。
机の上には黒い布で覆われた大きな物体があり、開始と同時に布が外されると、両手で抱えるほどの無線機模型が姿を現した。その存在感には「おおっ」と声が出た。
無線機はコナンや毛利、長野県警メンバーが持つ大小3種があり、接続するサイズによって修理方法が異なる。無線機模型の上には、ピースや歯車、鰐口クリップなどが散在し、ガイドブックを読み謎を解きつつ実際に修理していった。中でも歯車の謎は難しく、ヒントを見て「こういうことか!」と全員で感心した。別の接続では謎を無視して歯車を回したら偶然正解に辿り着き、全員で大笑いする場面もありそれも含めてすごく楽しめた。
謎を解き進めながら無線機を直し、通信室でキャラクターと「交信」する演出は、とても臨場感があり夢中になれた。

終盤は推理パートとなり、会場を歩きながら容疑者役のスタッフを観察して情報を集め、犯人を特定。今回は犯人自体は割り出せたものの、物的証拠提出までは辿り着けず。完全クリアは難しく、答え合わせを聞いたときは「そこまでするのか!」と強く驚かされ、細かいところまで見抜く鋭さこそがこのゲームの醍醐味なのだと感じた。終了後は友達と「脱出失敗」のシールを記念に購入し、笑顔で会場を後にした。

↑イベント後の写真撮影スポット

見どころとまとめ
このイベントの見どころは、非日常の世界に没入できる点だ。参加者は実際に無線機を修理し、それを使ってキャラクターと通信することで物語の一員になった感覚を味わえる。そして極めつけは、登場人物になりきったスタッフを観察し、証拠を探しながら犯人を絞り込む推理体験だ。ただ謎を解くだけでなく、「自分が本当に探偵になって事件を推理している」という没入感を味わえるのが最大の魅力だった。
一方で「脱出」というよりは推理ゲームに近く、閉じ込められた空間から抜け出すイメージを想像していた分、脱出感はやや薄かった。それでも、無線機を直して通信する臨場感や、犯人に近づいていくワクワク感など十分に満足できるものだった。ぜひ読んでいるあなたにも挑戦してもらい、完全クリアを目指して欲しい。

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