Manga(マンガ)Anime(アニメ)GAme(ゲーム)大好き人間に届けるWEBマガジン「MAGA人マガジン」

スラダン完全初見勢が観る、映画『THE FIRST SLAM DUNK』

『THE FIRST SLAM DUNK』レビュー(ネタバレなし)

あらすじ

沖縄で生まれ、兄と共にバスケに熱中していた少年リョータ。優秀なバスケプレイヤーだった兄に憧れていた彼は、自身もトッププレイヤーになる目標を掲げ日々練習に励んでいた。そして月日は流れリョータは高校二年生となり、湘北高校バスケ部の一員としてインターハイに出場。メンバーの桜木、流川、赤木、三井と共に高校バスケの王者と呼ばれる山王工業に挑む。

 

キャラ設定の濃さ

本作はリョータをメインに描かれている。彼の過去やバスケに向ける姿勢、仲間への想い等が124分の間、これでもかという程伝わってきた。リョータ以外の湘北メンバーも、キャラクターの性格や過去が分かりやすいように自然な回想と共に描かれていた。これだけでも十分魅力が伝わってきて面白いのだが、何と対戦相手の過去を掘り下げる描写も作中に存在する。このおかげで山王戦がより面白く感じられ、キャラの言動や行動に共感でき心の底から試合を応援出来た。あまりにキャラ設定がしっかりされているので、私は映画の途中まで本作メイン視点のリョータがスラムダンクの主人公かと勘違いしていた。桜木、ごめん。

 

バスケを知らなくても楽しめる

私はスラムダンクはおろか、バスケのルールすら知らない。作中の試合についていけるか観る前は不安だった。しかし、実際に観始めるとルールを知らなくても映画に熱中できたのだ。映画内でルール説明があった訳でもないし、試合の実況者もいない。それなのにこの映画を楽しめたのは、作品の軸が「バスケの試合」ではなく「登場人物がバスケの試合を通して成長していく過程」だったからだと私は思う。

 

この映画のオススメ度

★★★★☆(4/5)
アツい青春が見たい人、バスケが好き/興味がある人、そしてスラムダンクが好きな人にオススメな映画。もちろん私のようにスラムダンク自体が初見でも充分に楽しめると思う。★5つではない理由として、この映画ではキャラクターにCGが使用されている。そのためCG演出が苦手な方は注意が必要。しかし、カメラワークやキャラクターの魅せ方がとても上手いので、CGが苦手な人も比較的に違和感なく観れる作品だと思う。

最新情報をチェックしよう!