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ゲームの世界ができるまで…..「ノーゲーム・ノーライフ ゼロ」

原作小説6巻を映画化。TVシリーズ「ノーゲーム・ノーライフ」の続くシリーズに一応関連性はあるが、全く別の物語なので初めて観る人でも鑑賞できるだろう。

映画はゲームで物事を決める異世界に迷い込んだ天才ゲーマー兄妹が活躍する本筋の前日譚で、誰も血を流さない、ゲームだけで決まる世界がどのようにして誕生したのかを描いている。

様々な種族が戦争をしていた時代、人がいかにその戦争を武力でなく知略で止め、世界を変えたのかが描いてあり、ヒーローは大抵、最後は圧倒的な腕力や武力で敵をねじ伏せるが、この作品の主人公はどこまでも知略で戦う。人間の世界を発展させたものは武力よりも知恵だと信じているのだろう。ライトな深夜アニメものと見せかけて、実は大いなる人間賛歌の感動物語だ。

鑑賞していく中でロボットと主人公は目的を果たすが死んでしまうことに対する悲しみ、泣ける作品には、エピローグがあるが、そのエピローグがノゲノラにはつながると感じた。これは予めアニメ版「ノゲノラ」を知っていたらもっと感情移入できると思うが

心を持たないロボットとの生活を見ているうちに視聴者が勝手に心を感じて感情移入してしまう作品でもあり

そしてロボットを失うことに、積み上げた想いも失う事に対するくらい泣くもの

でもあった。

自分の中では、特殊な言葉や類似キャラなどでてくるために

アニメ版を見ている人のオプションとしては満点。ただ単体で見る方としての価値はあんまり面白くはないと思った。

 

映像はとてもよく、最後の戦闘シーンは惹きつけられるほどの良さだった。

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