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エア・ギアの限界オタクが通ります。

今回は私が絵を描き始めたきっかけであり、勝手にイラストの先生にしている大暮維人先生が手がけるハイスピードストリートアクションが魅力なインラインスケート格闘漫画『エア・ギア』の布教です。

『エア・ギア』 は、大暮維人先生による漫画。また、これを原作としたテレビ東京系列6局で2006年4月より放送されたテレビアニメ作品。『週刊少年マガジン』(講談社)にて2002年49号から2012年25号まで連載された。

大暮先生の作品は非常にクセが強く好き嫌いがはっきり分かれやすい作品。彼の作品が好きな場合は全く気にならないが少しでも合わない人間には意味不明と思われる事もしばしば…。

 日常の中の些細な非日常から始まって世界規模の大事件に発展するのは、大暮先生の作品の特徴でもあり作風になっている。

 作中のに登場する技の演出や、チームロゴなどもとても魅力的だ。

 同時期に連載していた『天上天下』も、最初は喧嘩自慢の不良が集う学校で天下取りを目指す話だったが、いつの間にか世界の命運を左右する喧嘩に発展している。

さらに主人公とボスキャラまで次々と入れ替わる展開なので、それに比べれば『エア・ギア』は少年誌ということもあってか主人公は一切ぶれることなく最後まで一貫している。

話が広がり過ぎて収集がつかなくなった訳ではなく、最初から丸く収める気などない。それが大暮先生の作品だったって話。

むしろ『エア・ギア』は大暮作品の中ではおとなしめの作品。

主人公の南一樹(イッキ)が通う東中で最強のベビー・フェイスと呼ばれ嫌煙されていた。ある日、モーター内蔵型特殊シューズの「エア・トレック(A・T)」を履いて町で好き放題暴れ回る「暴風族(ストーム・ライダー)」に襲われ、なす術も無く無残な敗北を喫する。

そんな中、居候先でもあり幼馴染の「野山野林檎(リンゴ)」ら三姉妹からの提案で無茶な勝負を挑まれる。無事なんとか勝利し、そして景品としてイッキ用のA・Tを譲り受ける。

リンゴ達の正体は、伝説の暴風族『眠りの森(スリーピング・フォレスト)』だった。A・Tによって自分を傷つけた暴風族にリベンジしたイッキは数々の暴風族と戦い、イッキをリーダーに『小烏丸(コガラスマル)』を設立しパーツ・ウォウ (PARTS WAR)に参加する。

世界に一つしかない特別なA・Tもしくはその部品である「玉璽(レガリア)」を使いこなす8人の「王」と8本の「道」の頂点である「空の王」の候補と目され、イッキの憧れの女ライダー「シムカ」に見初められながらも、自分だけの「道」を走ろうとする。

暴風族はチームごとにグループバッチがあったり特徴が分かれている。チーム同士や個人でA・Tを使い、技(トリック)を決めかっこよさを追求したりレース勝負をしたりと様々な競技がある。

A・Tによる技術・優劣を競うバトルをパーツ・ウォウという。このパーツ・ウォウの参加には、全国規模で強固な統一ルールやランク付けがされており、アマチュアスポーツのようなシステムになっている。暴風族の結成は自由で、ネット上の公式サイトでチーム登録や対戦の申し込みなどを行う。同じランクのチームに3連勝するか、上のランクのチームに1勝することで、ランクが上がる。それぞれのクラスで勝負の形式は違い、Fクラスから特Aクラスまで存在する。しかし、パーツ・ウォウを主催する団体等についての情報は一切謎となっている。A・Tチームは、この競技的なパーツ・ウォウというルールをかなり厳格に守りつつ、その中で(社会的ルールを無視した)抗争的なバトルを行っている。そのため、スポーツ競技のようでありながらアナーキーな特殊性を持っている。また、ルールについては地域やチームによって異なる場合がある。

ストーリーが進行していくごとに、A・Tプレイヤーの中でも逸脱した力を持ったキャラ達が主人公達の前に立ちはだかる。

異様な強さに自分達がしていた事は子供の遊びに思え絶望した。

彼らの正体は、『重力子(グラビティ・チルドレン)』

作中に登場する彼らは、人工的に造られた重力相互作用を人体に適応させた特殊能力者達である。 一般のライダーより遥かにA.T技術が上手く、瞳に十字の模様が浮かんでいる。目に見える全ての物体を三次元的に捉え完璧に近い精度で相手の次の“アクション”を予測する「立体把握幹(ソリッド・センシティブ)」、「生体羅針盤(バイオマス・ジャイロスコープ)」の能力を生まれながらに持っている。

物語に登場する王はそれぞれ自分だけの専用パーツ「玉璽(レガリア)」を持つ8人のライダーのことだった。8という数字は現在残っているオリジナルのレガリアの数と符合している。もともとレガリアは28人いた第一世代重力子それぞれの専用パーツだったが、武内空が20個を「食べちゃった」ため、8個しか残っていない。残った8個のレガリアを持つ者=8人の王が揃うことで「空のレガリア」が発動する。ただし、本来道は1人1人異なるもので、現在では自称他称含めてさまざまな王が乱立している。もっとも、8個のオリジナルレガリアを持つ8人の王が揃わないと空のレガリアが発動しないため、必然的に現在の王も旧眠りの森の王の8つの道と同じ分類がされる。 また王は、調律専門のチーム・道具屋(トゥール・トゥール・トゥ)の全面的なバックアップと、強大な力である玉璽を行使する権利を持つ。

そんな彼らがもつ玉璽(レガリア)とは王の力を表すとともに、王の能力を高める、この世に1つしかない特別な部品(パーツ)またはA・Tのこと。

現存するオリジナルの玉璽は確かに8個で、それ以外は「擬似玉璽(サブレガリア)」と呼ばれる本物の劣化コピー版である。”眠りの森”の王が用いている玉璽は全てこの「擬似玉璽」のため、”重力子(グラビティ・チルドレン)”としての能力に完璧にはついて行けない

そのため必要不可欠なのは「調律者(リンクチューナー)」と呼ばれる道具屋(トゥール・トゥール・トゥ)が行う玉璽の調整作業。

玉璽は王の為に創られた専用パーツであるため、調律者は王に心と体を全て捧げて王の全てを識らなければならない。王には個別に調律者がいて、主に男性の王であれば女性が、女性の王であれば男性が調律を行う。調律方法は、調律者が7600のセンサーが埋め込まれた特殊な調律用のスーツ“SC”を着て、王の体に触れることで、膨大な量の音のデータを読み取る。そしてそれを大撥条(だいぜんまい)ファクトリーの余剰コンピュータで解析し、今の王に最も適した調律状態をはじき出す。あとはその通りに玉璽を調整し、仕上げとして「契の王」が最終微調整を行う。この微調整は契の王の枢なら1時間で終了する。本来、第一世代重力子には調律はいらない。

全ての黒幕が眠りの森でもなく、ずっと敵として立ちはだかってきた武内宙でもない。

エア・トレックの使い方を教えてくれたイッキの兄貴分、武内空だった。

彼はかつての第一世代の重力子であり、幼い頃廃棄されかけたところをかつての同じチーム眠りの森のリーダーキリクによって救われた。

そんな空は、車椅子生活だったはずが義足で立ち上がり、イッキの前に立ちはだかる。

空は、イッキに枢が作ったはずの「風の玉璽」を奪い、空の王になろうと画策する。空は本来、非常に残忍且つ強欲な性格で、自分が王になることしか考えておらず、双子の兄弟、武内宙とともに全てを壊し支配し世界の王になろうとした。

イッキと空が対峙した時、自分はどんな人間なのか、何をしたいのかを全て話すと、イッキは茫然自失してしまいました。

空のA・Tは、電源を入れることで少しの移動で目にも止まらぬ速度を出すことができます。イッキを絶望させるには、十分すぎるほどの圧倒的な力でした。

そして最終戦、塔のふもとにバトルしながら、どちらが先にたどり着くかの1対1の無重力空間A・Tバトル。パーツ・ウォウの特Aクラス競技「鱗の門トーナメント(グラム・スケイル・トーナメント)」が始まる。

重力による支えを失い、さらに深度24000mに至る塔の中の超高圧により呼吸で取り入れた酸素が肺胞中で液体化するという深海さながらの状況で戦わなくてはならない。

無重力に慣れた「眠りの森」のメンバーや高気圧下に耐性を持つ「荊の王」に有利な戦闘となる。

その果てに、空とイッキは、エア・トレックなしの殴り合いになる。

イッキが戦った空を助けることに何の躊躇もしない場面がとても感動的です。

どうして、空を助けるのか、ここまでに至る物語の経緯なども描写されていて、言葉でお伝えられないしここで語りきれない。

語りきれなかった。

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