1991年。アーケードゲーム全盛期を生きる小学生、矢口春雄(通称:ハルオ)は勉強も運動も苦手だがゲームには熱い情熱を持っており、放課後はゲームセンターに通っていた。だがそこで出会ったお金持ちで美少女の同級生、大野晶は更に上の腕前で⁈ゲームを通じ感情を交わしていく異色のラブコメディ作品。
「ハイスコアガール」は株式会社スクウェア・エニックス、月刊「ビッグガンガン」にて刊行された原作: 押切蓮介の漫画をアニメ化した作品。制作スタジオはJ.C.STAFF。監督は山川吉樹が務める。
この作品では多数のアーケードゲームが登場する。ゲームを通じて今までそれ程親しくなかった友人と親交を深めていく小学生達の姿にどこか懐かしさを覚える人も多いのではないだろうか。実際、私もアーケードゲームに限らず鬼ごっこやwii等のゲームを通し、クラスメイト達と仲良くなっていったものだ。「ハイスコアガール」を見ればきっと貴方も、多くの笑いとノスタルジーに浸る事が出来るだろう。
また、2人の熱狂ぶりを見るとレトロゲームに興味を持つ筈だ。実は今でもプレイ出来るゲームセンターは存在する。例えば2021年7月21日には「セガ秋葉原3号館」にてレトロゲーム専門フロア「RETRO:G」がオープンした。1980年代〜2000年代のアーケードゲーム全盛期のゲームがプレイ可能だ。このエリアは元々あったレトロゲームエリアを大幅に拡大した形になる。コンシューマーゲームでもレトロゲーム作品は今なお注目され続けている。
貴方も多くの人を魅了するレトロゲームをこの機会にプレイしてみてはいかがだろうか?その時は是非アーケードゲーム全盛期を最大限体感出来る「ハイスコアガール」を見て、当時を生きる彼等の熱を感じてからプレイしてみて欲しい。気持ちが高まる事だろう。ハルオ達の様にレトロゲームの虜にならずにはいられない筈だ。